視点を変えたことで気づいたこと(Oracle Cloud Days のセッションより)

2020/12/15、12/16にOracle Cloud Daysが開催された。
毎年、東京のホテルを貸し切り行われていたが、今年は、コロナ禍のためオンラインでの開催となった。


16日の最終セッションでご登壇いただいた「株式会社リージョナルマーケティング Oracle Cloudを活用して「新北海道スタイル」に対応」について、担当営業としてかかわらさせていただいたので、セッションとは別な目線でお伝えします。プロスポーツの試合で多くのお客様が列に並ぶポイント付与サービスをいかに三密を回避して行うか、という課題に対し、当初は、
・カードの読取機を変える(自動化する)
Wifi機器を用意し、接続した際に自動で付与する
無人化して端末を置き、操作してもらう
などを検討したが、いずれも、完全に蜜は避けられない、コストと期間がかかるということで
実現には遠いものだった。

 

そこで視点を変えて、

カードでポイントを付与するとは?」

を考えた

ポイント付与は、試合に来場した人の会員番号がわかれば、後で付与できるのでは?
→ 来場したことをどのように把握できるか仮説)試合時間に試合会場にいたことを証明でき、会員番号を取得できれば可能

 

実装方法)QRコードでスマフォでWebサイトに誘導し、会員番号を登録する際に、位置情報と時間を取得する

試合再開までに1ヵ月しかなく、すでに位置情報を取得するシステムで実績のあったパートナーとシステムをオラククラウド上に構築し、検証を行った。

 

検証結果) オンサイトでポイント付与していた時とほぼ同じ付与率となった。お客様にもご評価いただき、現在は本稼働中で、さらに他のスポーツイベントでも採用いただいた

 

結論)
・本来のニーズや要件を考え、視点を変えることで、新たなアイデアの発想につながる
・短期間に検証を行うにはクラウドが最適新型コロナの収束が遅れる中、この成功事例をヒントに、今後も視点を変え、クラウドを駆使して、お客様の課題を解決していく。

 

以上

 

ラクル事例 ニュースリリース

「リージョナルマーケティング、北海道地域共通ポイントカード「EZOCA」の利用促進に向けたデータ活用基盤にOracle Cloudを導入」
https://www.oracle.com/jp/corporate/pressrelease/jp20201029.html